置賜地方の芋煮は山形県内でも地域によって特色のある芋煮ですが、置賜地方の芋煮には以下のような特徴があります。
味付け:
醤油ベースでありながら、隠し味に味噌を加えるのが特徴です。これにより、コクと深みが増します。
具材:
・里芋、こんにゃくは定番です
・牛肉を使うのが一般的で、米沢牛や飯豊牛といったブランド牛が使われることもあります。
・豆腐(大きめに切った木綿豆腐)を入れる地域もあります。
・人参や大根などの根菜、糸こんにゃくを使う家庭もあります。
・きのこ類(舞茸など)を入れることもあります。
作り方の特徴(一例):
・里芋は皮をむき、一口大に切ります。
・こんにゃくは手でちぎります。
・牛肉は食べやすい大きさに切ります。
・長ねぎは斜め切りにします。
・鍋に水と里芋、こんにゃくを入れて煮ます。
・里芋が柔らかくなったら牛肉を加え、アクを取りながら煮ます。
・醤油と酒、砂糖などで味付けをし、最後にねぎを加えて軽く煮込みます。
・隠し味として味噌を少量加えます。
その他:
・芋煮を食べ終わった後、残った汁にうどんを入れて食べるのも一般的です。さらに、カレールーを加えてカレーうどんにするのも人気があります。
・置賜地方でも、秋になると仲間や家族と河原などで芋煮会を開いて楽しむのが風習となっています。
置賜地方の芋煮会イベント:
・長井1000人いも煮会: 例年9月下旬または10月上旬に長井市の道の駅川のみなと長井で開催されます。2024年は10月14日(月・祝)に開催されました。
山形県全体では、山形市で日本一の芋煮会フェスティバルが毎年9月中旬頃に開催され、大きな賑わいを見せます。2025年は9月14日(日)に開催予定です。こちらは内陸風の醤油味の芋煮が大鍋で作られます。
置賜の芋煮、ぜひ味わってみてくださいね!
置賜地方の芋煮
