瓜割石庭公園は、山形県東置賜郡高畠町にある、かつて高畠石の採石場だった場所を整備して作られた公園です。その独特の景観と歴史的背景から、多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。
歴史と名前の由来
公園のある場所は、大正12年(1923年)から平成22年(2010年)まで「瓜割丁場」として高畠石が採掘されていました。高畠石は凝灰岩の一種で、古くは縄文時代の古墳の石室や江戸時代の石塀などにも利用されていた歴史があります。
「瓜割」という名前は、「石切り場の清水に瓜を冷やしたところ、瓜が割れた」という言い伝えに由来しています。

見どころと特徴

冬季閉鎖: 冬季は積雪のため立ち入りができない場合があります。
瓜割石庭公園は、高畠町の歴史と自然が織りなす、ダイナミックで不思議な魅力を持つスポットです。

壮大な石の壁: 公園の最大の魅力は、高さ約30mから50mにもなる、切り立った石の壁です。採石によって削られた岩肌が織りなす景観は、訪れる人を圧倒し、その壮大さから「絶壁」と称されることもあります。空とのコントラストも美しく、フォトスポットとしても人気です。

トンネルと広場: 公園内には石の壁の中をくり抜いたトンネルがあり、それを抜けると広々としたスペースが広がっています。

野外音楽洞としての利用: 石の壁に囲まれた空間は反響が良く、その特性を活かしてコンサートやライブなどのイベント会場としても利用されています。

映画の舞台: 映画「好きでも嫌いなあまのじゃく」の舞台にもなっており、聖地巡礼として訪れる人もいます。

芋煮会場: 園内には芋煮会のできるスペースも設けられており、利用料を支払えば利用可能です。
その他
営業時間・料金: 入園料は無料ですが、芋煮会場などの施設利用には別途料金がかかります
(大人250円、小中学生100円)。

📍アクセス
電車・車: JR高畠駅から車で約15分。国道113号線沿いにあり、案内板も出ています。
無料駐車場があります。
周辺施設: 安久津八幡神社(約800m)、高畠町郷土資料館(約770m)、道の駅たかはた まほろばステーション(約1.0km)などが近くにあります。

住所:山形県東置賜郡高畠町安久津530-2