作家の柚月裕子さん(山形市)の小説「暴虎(ぼうこ)の牙」(KADOKAWA)など5作品が第11回山田風太郎賞(角川文化振興財団など主催)の候補作品に決まった。同賞は毎年9月から1年間に刊行された日本の小説が対象でジャンルは問われていない。選考結果は10月16日に発表はされる。柚月さんの「暴虎の牙」は広島を舞台に暴力団抗争と対峙する警察組織を描いた「孤狼の血」シリーズの3作目で完結編。ほかの候補作は、今村翔吾さんの「じんかん」、河崎秋子さんの「土に購う」、河野裕さんの「昨日星を探した言い訳」、凪良ゆうさんの「わたしの美しい庭」。
□生年月日/1968年5月12日
□出身地/岩手県釜石市
□現住所/山形県山形市在住
□釜石応援ふるさと大使
2008年、44歳の時に「臨床真理」で第7回このミステリーがすごい!大賞り大賞を受賞し、主婦業のかたわらで作家デビュー。2013年「検事の本懐」で第15回大藪春彦賞を受賞。2016年「孤狼の血」シリーズ3部作の第1作「孤狼の血」で4回目のノミネートだった第69回2本推理作家会賞を受賞。同作品は2018年に映画化された。

柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)小説家・推理作家

シリーズ第2作「凶犬の眼」をベースとした映画の続編が制作されることが発表されている。岩手日報で2018年2月から2019年1月に連載した「孤狼の血」シリーズ3部作の完結編となる「暴虎の牙」の連載が夕刊フジで2018年10月1日から開始された。

子どもの頃から男の世界と言われる物語が好きで初恋の人は映画「セーラー服と機関銃」で目高組の若頭を演じた渡瀬恒彦。

また、「仁義なき戦い」や「県警対組織暴力」の大ファン。尊敬する作家は横山秀夫。家族は夫と1男1女。

父の離婚と再婚にともなって、幼少期は生母と、後に義母と暮らした。28歳の時に生母ががんにより56歳で死去、また東日本大震災による津波で岩手県宮古市の実家が流され父と義母を亡くしている。